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   LECTURE 先物取引講座


  こちらでは「先物取引講座」と題し、今や経済のメカニズムには欠かせない存在となっている「商品先物取引」の経済学上の定義やその役割、歴史、そして現代の商品市場を構成する取引所制度などについてご紹介したいと思います。


 button 経済学における『先物取引』

 ball市場の定義

 「市場」は、経済学上「具体的市場」と「抽象的市場」に2つに分類することができます。

 具体的市場とは 需要者と供給者が出会い、その中の様々な情報から需給の間の相互作用により価格が決定されるものを言います。 具体的市場においては、一定のそして公平なルールに基づいた競争原理が働いています。また、組織化されていることも特徴と言えるでしょう。商品先物取引が行われる商品取引所や証券取引所、そして魚などを扱う卸売市場などがこれにあたり 商品取引所法や証券取引法、卸売市場法などそれぞれの法律(ルール)に基づき運営されているところから、「法定組織市場」とも言われます。

 これに対し抽象的市場とは、全ての需給関係に存在する「需要」と「供給」の競争力(バランス)を表したもので、実際に売買が行われる「市場」ではありません。例えば、「今年の就職戦線は、企業の採用人数も増えているから(求職者に有利な)売り手市場だ」と、言った表現で使われている「市場」がこれにあたります。 つまり就職活動をする学生さん(求職者)は当然ながら売買の対象ではないにも拘らず、就職を希望する学生を「売り手」(供給者)、採用する企業を「買い手」(需要者)と想定し、その需給間にはたらく競争力(バランス)を表現している市場であるということです。このような実際に売買が存在しない「市場」を「具体的市場」になぞらえて「抽象的市場」と呼んでいます。
具体的市場と
抽象的市場
現物取引と先物取引
 ball現物取引と先物取引

 続いて、取引が実際に行われる「具体的市場」について詳しく見てみましょう。
実際に行われている取引を 「売買契約成立時点と、商品と代金の受け渡し時点との時間関係』の観点で分類すると、「売買契約成立時にただちに商品と代金を交換して契約を履行するもの」と、「契約時点と商品及び代金両方の受渡しの間に一定の期間があるもの」の2つに分けることが出来ます。前者を「現物取引」と言い、後者を「先物取引」と呼びます。つまり、先物取引とは、「売買契約と、商品及び代金両方の受渡しの間に一定の期間がある取引」の総称なのです。

 「現物取引」とは、普段私達が商店などで品物を買い、その代金をその場で支払うのがこれにあたります。クレジットカードなどで買い物をする場合はどうでしょう? クレジットカードで買い物をした場合は、現金の決済は時間的にずれますが、その場で商品の受渡しが行われます。
 時間的な分類方法では、「商品または代金のどちらか一方でも、その場で所有者が移転する取引」にあたりますから、「現物取引」に区分されます。
「先物取引」の場合は、「契約時点では商品と代金双方の所有者は移転しない」という点がポイントです。

 ball『差金決済』のメカニズム

 先物取引をさらに細かく分けると2種類の取引があります。
一つは一定の将来時点には必ず商品とその代金の受渡し(交換)がなされる「先渡し取引」と呼ばれるもので、もう一つは一定の将来時点に商品とその代金の受渡しによる決済をするか、または契約の履行期限までに差金決済により取引を結了させることの出来る「差金決済取引」です。

「差金決済」とは、履行期日までに当初の約定(売買)と反対の約定(反対売買)を行い、売りと買いの差金の受払い(差金決済)により取引を終了させることをいいます。すなわち、買い約定したものは「転売」し、売り約定したものは「買戻し」を行い売買の差金の受払いによることにより、実際に商品を移転することなく取引を終了することができるのです。このメカニズムを用いることにより、売る側と買う側の双方が「先物取引」を保険つなぎ(リスクヘッジ)として活用しているのです。先物取引自体が、市場メカニズムに沿った高度な経済行為の一つだとお分かり頂けるかと思います。

差金決済


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 button 世界中の『先物取引』のルーツは日本

 ball発祥の地は「天下の台所」

 わが国の先物取引の歴史は現在の金本位制ではなく米本位制であった江戸年間の亨保15年(1730年)まで遡ります。時の将軍徳川吉宗の懐刀であった大岡越前守忠相の許しにより、帳合米取引(米の先物取引)が許可され大坂の堂島(現在の大阪市北区堂島)に世界で最初の証券と先物の取引所、 大坂堂島米会所が大坂商人達の手により建立されました。

 元々は、年に1度の米の収穫時にしか収入がないことに起因する当時の経済環境の中で必要に迫られ自然発生しただけのものでしたから、幕府のお墨付きを貰うというのは大変なことです。しかし、幕府の許しを得てもなお、運営は困難の連続だったようで、携わった関係者の苦労は計り知れません。それでも、そんな多くの困難に負けることなく、堂島米会所は江戸経済の中心として140年にわたり重要な役割を果たします。時は流れ、明治という新時代の幕開けと共にまたも米会所に危機が訪れ、明治2年2月にはその幕を一旦下ろすこととなりますが、その必要性から2年後には再開され、その後は明治政府の監督のもと国際化の道を歩み始めることとなります。

 国際化を進める上で、日本は先物先進国のアメリカに範を求めました。日本で誕生した先物取引が海外に伝わってから百数十年、海外、とりわけアメリカでは先物取引が大きく進化していたのです。
現代も世界最大の先物先進国といえばアメリカです。その中で世界最先端といわれる取引所がシカゴ・ボード・オブ・トレード(CBOT)ですが、この取引所では見学の人たちに、以下のような内容の解説テープが流されているそうです。

「この取引所(CBOT)のルーツは日本であり、大坂が発祥の地です。私たちの取引所は世界で最初に整備された日本の市場を参考に開設されました。」



 そのルーツとは、「商人の街」と呼ばれる大坂が「天下の台所」と呼ばれるきっかけになった堂島米会所に他なりません。日本ではまだまだ認知度が高いとは言えない先物取引ですが、世界中にある先物取引所のお手本となった大変由緒正しい歴史をもっているのです。

堂島米会所

大坂堂島米会所 セリ人たちの活発な立会い(セリ)の様子


 年々システム化(コンピューター化)の進む現代においても、今だに場立(ばだち=セリ人)の使う専門用語の中には、270年以上前と全く同じ言葉が同じ意味で使われてというのも大変興味深いです。



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 button 現代の先物取引 〜取引所制度とそのしくみ

 ball先物取引の所轄

 日本の先物取引に関する所轄は、経済産業省または農林水産省の長(大臣)にあります。 主務大臣は、取引所の 設立や上場商品の許可、また、会員の指導などに至るまで全ての監督をしています。


 ball商品取引所と上場商品

 商品取引所は、商品先物取引に関する法律である 商品先物取引法に基き、経済産業大臣または、農林水産大臣の 許可を得て設立されています。そして取引所で取引されている商品(上場商品) は、【1】商品の価格が大幅に変動する可能性があり、リスク・ヘッジの必要性があること、【2】取引規模も大きく商品の標準化も可能であること、【3】取引参加者も多く、かつ、特定の参加者が 主導権を握れないこと、などの適格性を充たしていて、かつ法律が認めたものだけが上場(取引)されています。


 ball商品先物取引業者

 商品先物取引業者とは、商品先物取引法に基き、経済産業大臣及び農林水産大臣から商品先物取引業務(商品市場における取引の委託及び委託の取次ぎを受ける営業)の許可を受けた会社のことを指します。


 ball登録外務員

 登録外務員とは、【1】商品先物取引業者の社員であって、【2】所定の教育研修を受け、 【3】日本商品先物取引協会が実施する資格試験に合格し、【4】主務大臣に登録された者のことをいいます。実際にお客様のところへお伺いして取引の勧誘や 受託をすることができるのはこの「登録外務員」の資格保有者に限られています。



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